《MUMEI》
シクラスに行く
メロスは激怒した。

かの暴虐なイエローモンキーファックマン・ディオニスを倒せなければならないと。
メロスに政治がわからぬただ2ちゃんの政治にすれを書き込む位だ。
一ヶ月前妹とチャラオとの婚約のことでケンカしたメロスはふて腐れてシクラスの町にやってきた
ハンドルネーム「荒らしのセリヌンティウス」と一杯やるためである。
しかし、町は静まり返っていたいつも町を闊歩しているウジムシどもの姿が見当たらない。
夜のせいではない。
眠らない町シクラスはイタリア第一の歓楽街としてその名を馳せている。
いつもは酔っ払いやマフィアや薬中がうろうろしているというのに、静かで淋しい。人間嫌いのメロスも流石に不安になってきたぞー(失笑)


メロスは知り合いのハンドルネーム「陸自のムラタ」にメールで相談したがローマでオフ会をしているため返事がこなかった・・・

しかたが無いのでそこらへんにいたオッサンに話を聞いた。

「おい、ジジィ金出せよぉ」

メロスは所持金365円を手に入れたというのは嘘で、ジジィが話し出した。

「王様は人を殺します」

「ここで殺されたいかぁ」

「悪心を抱いている、というのですが、だれもそんな、悪心を持っていません」

「わかるよーわかるよーその気持ち。ディオちゃん。で、何人殺したの」

「はい、初めは王様の妹婿様を。それから、ご自身のお世継ぎを。それから、妹様を。それから、皇后様を。あと「走れメロス」を書いた太宰治先生を。


「太宰せんせぇええぇぇえぇえーえええええええ〜〜〜〜ええ」

メロスは激怒した。

「しかし、王様はおかしくありませぬ。人を信じることができぬ、というのです。このごろは、臣下の心をも、お疑いになり、少し派手な暮らしをしているものには、人質を一人ずつ、差し出すことを命じております。ご命令を拒めば、バズーカで粉々にされます。今日は2、36人殺されました」

「驚いた王は乱心か?」

「お前よりかはマシだよっ!!!」

老人は捨て台詞をはくと猛スピードで走り抜けていった。

老人の正体はこのシクラスの町では有名な都市伝説「捨て台詞ジジィ」
だった。

記録では1番最初に目撃したのはメロスであるという節が有力である


シクラスの都市伝説(ディオちゃんバンザイ文庫 セリヌンティウス箸)より抜粋

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