《MUMEI》

「こういう代名詞が示す名詞っていうのはな、前の段落に隠れてるもんなんだ」

「前の段落‥?」

ていうか‥

あたし、

どんだけ授業聞いてなかったんだろ‥。

「えっ、と‥、じゃあ‥前の段落から4文字を見つければいい‥って事?」

「まぁ、そういう事だな」

先生は脚を組み直して、

机に頬杖を突く。

「さぁ、見付けられるか?」

「う"ーん‥」

ムズいかも‥。

4文字‥

4文字‥。

「ぁ、これ?」

「おっ、正解!」

先生は嬉しそうに、

にぱっ、

と笑った。

「──ぁ、そだ‥先生」

「?」

「あの詩の答え、教えてよ」

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