《MUMEI》 「こういう代名詞が示す名詞っていうのはな、前の段落に隠れてるもんなんだ」 「前の段落‥?」 ていうか‥ あたし、 どんだけ授業聞いてなかったんだろ‥。 「えっ、と‥、じゃあ‥前の段落から4文字を見つければいい‥って事?」 「まぁ、そういう事だな」 先生は脚を組み直して、 机に頬杖を突く。 「さぁ、見付けられるか?」 「う"ーん‥」 ムズいかも‥。 4文字‥ 4文字‥。 「ぁ、これ?」 「おっ、正解!」 先生は嬉しそうに、 にぱっ、 と笑った。 「──ぁ、そだ‥先生」 「?」 「あの詩の答え、教えてよ」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |