《MUMEI》

「あっははは!カワイイ下僕ちゃん達、この調子で仲間をどんどん増やしていくキョン!」
若いロリータ娘さんが高笑う。数人の取り巻きと共に女性に絡んでいた。

「だっ誰か―――――」
女性に今魔の手が延びようとしたときである、

「…しょ、少々お待ち下さい!」
業者提携で相手企業を訪問したときのような丁寧な言葉遣い。

「何者キョン?!」
ロリータ娘さんが声の主を探す。
三階建てビルの上に黒い影
「この世にヴァルタン星人いる限り、
クィーン ハートが調教ですよ!」
雁之助が叫んだ。

「ちょっ、勝手に言わないで!押さないで!恥ずかしい!」
黒いボンテージに身を包んだ女王様が顔を手で隠して恥じらっていた。
スカートが短すぎてもう片方の手で前を引っ張っている。

下で見ていた一同、呆然。

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