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《MUMEI》 「‥‥‥‥‥‥‥」 「‥‥‥‥‥‥‥」 「‥あの‥？」 「‥？」 「大丈夫ですか？」 「敬語いらねーよ」 「そ‥それは無理です‥」 「何でだよ」 「だって癖なんですもん──」 「オレ様の命令でもか？」 「ぇ‥」 命令って‥。 「まぁ、オマエがそれでいい‥ってんならいーけど」 「私は──このままがいいです」 だって、やっぱり使い慣れてますし。 林檎君がいつも同じ口調で話すみたいに──。 でもいつかは、タメ口で話せるようになるといいなぁ、って思ったりもします。 いつか、ですけどね──。 前へ |次へ |
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