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《MUMEI》 玄関のドアを開ける音がして、目が覚めた。 俺の部屋の真ん前にある、晴人の部屋を覗いて見ると、 晴人はぐっすり眠っていた。 優人の部屋に、優人が居なかったから、家から出てったのは優人だな。 俺は一階のリビングに行った。 テーブルには 優人が作ったであろう、朝食と、置き手紙が置いてあった。 置き手紙の内容は 沙奈ちゃん 送ってくるから 起きたら飯食えよ。 優人 お世話になりました ありがとうございました。 沙奈 ‥‥だった。 今日は日曜日だから、 俺はそんなに、早く起きなくても良かったけど、 優人と晴人は部活があるらしい。 時刻は7時を回っていた。 そろっと、晴人を起こした方が良いのかもしれない。 そう思った俺は晴人の部屋へ行くため、階段を登った。 前へ |
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