《MUMEI》

「ちゃんと飛べよ‥?」

「は‥はいっ」

「──よっ」

林檎君が地面に降りると同時に、私も降りてました。

「今、タイミングピッタリでしたよね♪」

「オマエはちょっと遅かったけどな」

「ちょっとじゃないですか──」

「まぁ、降りれたからいーけど」

林檎君は、私と手を繋いだまま──キョロキョロと辺りを見回してます。

「どうしたんですか?」

「ぃゃ、何となく‥」

「何となく?」

「ぁ〜ッも〜何だっていーだろっ、行くぞっ」

「ぇぇ‥? 良くないですよ、ちゃんと教えて下さいよ〜!」

林檎君、何を考えてるんでしょうか‥?

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