《MUMEI》

「親しむ‥ねぇ」

「まぁ、詩だけに限った事じゃないけどな」

「──先生、そういう事話してる時ほんっと楽しそうだよね」

「ん? 好きだからな──」

「あたし勉強なんて全然ダメだよ‥」

「いや、佐原だって──」

「‥‥‥‥‥‥‥」

「佐原?」

「ねぇ」

「ん‥?」

「何で先生になったの?」

「何で、って?」

「作家とか、詩人じゃなくて──先生になったのは何で?」

「うーん、そうだなぁ‥やっぱり子ども達に教えたいって思うから──だろうなぁ」

「けどさ、教えるのって‥大変じゃない?」

訊いたら、

先生はにぱっと笑った。

「その分、やり甲斐があるってもんだ」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫