《MUMEI》

「ぅゎぁ‥」

「いつまでマヌケヅラして口開けてんだよ」

「マ‥マヌケって何ですかっ」

「そーじゃん」

「違いますよ‥」

「はぁ‥、つーかさっさと着替えて来い」

「ぇ?」

着替える‥?

「──姫様、こちらへ。ドレスをお選び下さい」

「ドレス‥?」

何でドレスを‥?

「って林檎君っ、どこ行くんですか‥?」

「オレも着替えて来る」

「だから何で──」

「後で分かるっつの」

「今教えて欲しいんですーっ」

「やなこった」

「むぁーッ」

何で内緒にするんですか?

何で教えてくれないんですかぁ‥。

「さぁ、どうぞこちらへ」

「ふぇぇ〜‥」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫