《MUMEI》

好きなだけなんだ。

ただ、

好きで、

あたしだけの人でいて欲しくて。

あたしだけを、

見つめて欲しくて。

振り向いて欲しくて。

‥でも。

「───────」

あたしは、

どうしたら、

先生に気に入ってもらえるのか──

どうしたら、

先生に好きになってもらえるのか‥

分かんない。

好きって、

そう言えればいいんだけど。

でもあたしは、

それが出来ない。

恐いのか、

ハズいのか、

勇気がないのか‥。

あたしって‥

何でこうなんだろ‥。

何で、

こんなに不器用なんだろ‥。

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