《MUMEI》

またしても、立ち入り禁止と書かれた看板を無視して、林檎君はどんどん奥へと入って行きます。

何か‥危険な予感です‥。

「林檎君、あの‥これ以上はまずいんじゃ‥」

「まぁ付いて来いよ」

「はい‥」

林檎君に付いて行く内に、私達はある部屋に辿り着きました。

林檎君は、いとも簡単に扉を開けてしまいました‥。

たぶんここは、ライトを操作する機械の部屋だと思うんですが‥林檎君は何を‥。

「未桜」

「?」

「よーく見とけよ」
「ぇ──」

示されたのは、観覧車の方角。

空はだんだん暗くなってきてます。

「林檎君、まさか‥」

そのまさかみたいです‥。

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