《MUMEI》 カチッ、と──音がした、瞬間。 「ゎ──っ‥」 観覧車に、明かりが付きました。 でも、それだけじゃなくて。 遊園地中のイルミネーションが、次々と光り出したんです。 「わぁ、綺麗ですねー♪」 「まぁ、こんなもんか」 「ありがとございます、林檎君♪」 「何が」 「すっごく素敵なもの見せてもらいましたよ♪」 「──‥さて、見つからねー内にずらかるか。‥?」 「どうしたんですか? ──もがッ」 私は口を塞がれて‥操作卓の下に引きずり込まれました。 「んーっ!!」 「シッ。黙ってろ」 「ぇ? ──!」 誰か来ます‥誰か来ます‥っ。 前へ |次へ |
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