《MUMEI》 「ぇ‥?」 怒る理由‥? 「どういう──」 「まぁ要するに──気にするな、って事だ」 「───────」 頭に乗ってるその手が、 あったかくて、 重たくて。 「先生──‥」 一度でいい。 その手で、 抱き締めてもえたら。 あたしは、 それだけで── 最高に幸せになると思う。 「‥ぁ」 お腹鳴った‥。 「ん、昼まだだったのか──。っと‥、まだ時間あるな。屋上戻って食べないか?」 「──うん‥」 「よしっ、お詫びにジュース奢ってやるな」 「ぇ」 ‥お詫び‥? 前へ |次へ |
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