《MUMEI》 バス停に着きました。 林檎君は約束通り、背中から降ろしてくれました。 「まだちょっと時間あんな‥」 「林檎君♪」 「ぁ?」 「楽しかったですねっ♪」 「ん‥まぁな」 「また行きたいですね──」 「また‥?」 「ハイ♪」 「‥オマエが行きたいっつー事なら、行ってもいーけど‥」 「ほんとですかっ?」 「ぁぁ、約束してやる」 「じゃ、指切りしましょう♪」 「指切り‥!?」 「ぇ」 「何言ってやがんだテメー‥」 「違いますよ、──こうやって‥」 「それだけ、か‥?」 「ハイ、これだけです♪」 「──はぁ‥ビクった‥」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |