《MUMEI》 「おう、だから──」 「?」 「佐原も、好きな事なら絶対得意になる」 「好きな事?」 「そう──」 先生は空を見上げて、 その、 ずっと先の方を見つめた。 「メロンパン好きなら、パン作りとか──」 「あたしはパンは食べる専門だから」 「じゃあ、えっと──‥」 「?」 「シャーペン回しとか?」 「───────」 「後は──」 「ねぇ」 「ん‥?」 「先生‥あたしの事──どう思ってる‥?」 「ぇ?」 「あたしの事──‥」 「大事な生徒──だな」 「それだけ‥?」 「ん‥それだけ、って?」 前へ |次へ |
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