《MUMEI》 日付が変わり(もう、ツッコミやめよう…) 俺は、他の三人が持っている缶ビールやチューハイを見つめてうつ向いた。 「祐也も飲みましょ〜よ〜!」 「や、俺は…」 「『忍に怒られちゃう〜』?」 … 祐の妙な口調とゲラゲラ笑う厳に多少ムカついたが 「しまった!」 報告の電話を忘れた俺はそれどころでは無かった。 「まだ起きてるの?」 比較的冷静な頼が時計を見ながら言った。 「多分、起きてる」 (絶対、嫌味言う為に起きてる) 「ラブラブ〜」 「ヒューヒュー」 「俺も雅樹にかけちゃうぞ〜!」 …笑い上戸な三人を無視して、俺は忍に電話をかけた。 しかし 忍は、出なかった。 「残念だったな。さぁ、俺の胸でお泣き」 実はしっかり酔っていた頼のセクハラをかわしていると 忍から、メールが来た。 『しばらく電話は出れないから、メールにしろ』 (忙しいのか) 俺はすぐに、メールを送った。 その間 「雅樹〜愛してるよ〜、つーかイチャイチャしたいよ、寂しいよ、え? 酔ってない酔ってない!」 祐はずっとこんな調子だった。 前へ |次へ |
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