《MUMEI》 早く行けよな『う゛ぅ…』 神品は〜頭を抱えていた。 …どーしょ、タカちゃんと仲直りしたいけど…あんな態度取って泣かした手前〜きっかけが掴めない…。 それに…もうオレの事なんて嫌いになったかも…な。 『おい!神品。』 声を掛けたのは世良だった。 『ん?何だ、世良。』 『佐藤と喧嘩したのか?お前〜ちゃんと佐藤捕まえておけよ!』 『あ゛あ?世良には関係ないだろ?』 『あるから言ってんだよ、今だって〜佐藤、深刻そうな顔して東と話があるって屋上に行ったよ。』 『え?東と…』 …あー!クソッ、オレは馬鹿だ、こんな所でウジウジしてる場合じゃねぇ! 神品は…屋上へと走り出していた。 …そうそう、早く行けよな(笑)全く手間の掛かる二人だな… その後ろ姿を見守る世良だった。 前へ |次へ |
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