《MUMEI》

「オマエがリンゴ食ったとこ、見た事ねーし」

「私もリンゴ好きですけど、でも──」

「でも‥?」

「林檎君の方が好きですから♪」

「なッ‥」

真っ赤になった、林檎君。

「バカヤロウっ、ォ‥オマエに言われなくたって‥ゎ‥分かってら」

「ふふっ、照れちゃってぇ♪」

「てッ‥背中叩くなっ」

「林檎君が可愛いからいけないんですよ〜」

「何だよそれ‥」

「だーかーらぁ」

「ぁ〜うっせーな‥」

「こら兄貴っ」

「っ!?」

「まーたミオ姉にちょっかい出して──」

「言い返しただけだろ、つーかいちいち出てくんな」

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