《MUMEI》

「何それっ、ひっどいなぁ──」

「せっかく2人でいんのに邪魔すんな」

「ふーん、兄貴にデートの提案したのは誰だったかな〜」

「‥‥‥‥テメー‥」

「まぁ、いいけどね♪」

「は‥?」

「兄貴、何か嬉しそうだし」

「クルミ‥?」

「さぁて、あたしもお昼食べて来よ〜っ」

「──オイ」

「ん‥? 何? 兄貴──何か言いたい事でもあんの?」

「‥ありがとな」

「どーいたしましてっ♪」

「ぁ、そーいやオマエ」

「ぇ?」

「今度誕生日だったよな」

「ぁ、覚えててくれてたんだ──。兄貴流石だね♪」

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