《MUMEI》

「未桜」

「!?」

ゎ‥私は今まで何を‥?

というか何でそんなに身を乗り出してるんですか‥?

「苺落とすなよ‥?」

「ハイっ、ゎ‥分かってます‥。ぁ、あの──」

「ぁ‥?」

「帰りに洋服屋さん、覗いてもいいですか?」

「洋服‥? 何でオレがテメーの買いもんに付き合わなきゃ──」

「自分に買いたいんじゃないんです」

「‥は?」

「ぉ‥お願いしますっ、すぐですから──」

「‥分かったよ、しょーがねーな‥」

林檎君は、めんどくさそうにしましたが──OKを出してくれました。

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