《MUMEI》 よくみりゃなんだ。 美羽に注がれる、視線の数は! オタク系から、サラリーマンから、学生から。 ただこけたやつ見る目じゃねえよ。 恋の目してんじゃんよ! まじかよ。 いらつく。 おめえらみたいなぱんぴーを相手するかよ! いや、、そうでもねえな。 美羽にとっては俺なんかより、よっぽどあいつらのほうがいいんだろな。 「すみません。私急ぐと前をきちんとみてなくって」「いんだよ。あと俺がやっておくから奥で休憩しておいでよ。」 「ありがとうございます。」 一つ一つのやりとりがうざかった。 美羽も下心に気付けよ!!!!!!!! 下心まる見えだろよ!!! いらつく自分にいらつくんだよ。 珍しく俺は仕事を休んだ。 風邪だと嘘をついた。 そんなことは滅多にないから優輝さんも驚いていた。 前へ |次へ |
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