《MUMEI》

「ぁ、付いたっ」

電源が入りました♪

さて、次は‥。

電話番号を‥。

ん‥?

電話番号‥?

「───────」

私、林檎君のケータイの電話番号知りませんでした‥。

ど、どうしましょう‥。

「胡桃ちゃん、あの──‥」

「ん、どしたの?」

「えっと、‥リ‥林檎君のケータイの番号、教えてもらえますか?」

「ぁ、うんいいよ。ちょっと待ってね──」

胡桃ちゃんは、メモを取り出して──そこに林檎君の電話番号を書いてくれました。

「はいっ、ぁ──ついでにメアドも書いといたから」

「めあど‥?」

って‥何ですか?

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