《MUMEI》

雅治「手下?」
「佳祐が言ったのか?俺を手下だと」
 
美樹「…何でもヤル、手下だって…」
 
雅治「依頼には、忠実に応えるけどな、仕事だから…」
「舎弟でも手下でもないがね…」
 
美樹「……」
 
雅治「ん?どうした?」
 
美樹「…」
 
肩を落とし、力なく座り込んでる美樹
 
雅治「なぁ、俺、そろそろ寝たいんだよ…」
「お前がベット使わないなら、俺寝るぞ」
 
美樹「わ、私…どうしたら…」
 
雅治「知らねーよ、好きにすりゃいいじゃねーか」
 
美樹「……」
 
俺は、美樹に構わず、隣の部屋に言って、ベットに横になった
 
 
美樹を手なずければ、親父の件もはっきりするな…
 
佳祐を追放すれば、姉と、その婿旦那だけだ…
 
牛耳るのは訳ないな…
 
…美樹の弱味でも掴めばなぁ…
 
そんな上手い具合には行かないよな…
 
 
しばらく様子見て、チャンスがあれば……だな…
 
俺は、仮眠を取った
 
熟睡するのは危険だが、
身体は休めなければ
 
 
AM10:00 顔を洗いに部屋を出ると、美樹がソファーで寝てた
 
寝たフリかもしれないが
どっちでもいい
 
問題は、美樹が行動を起こすかどうかだ…
 
 
身仕度をして、声をかけずにオフィスを出た
 
さて、どうでるかな…
美樹は…

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