《MUMEI》

「まぁ、それは置いといて。NIGHTSはアキちゃん、ツヅちゃん、良ちゃん、湊くん、それから私の5人だよ〜♪」

そして・・・と明良が千晴子に続く。

「お前がALICEだ!!」

「あの・・・さっきからNIGHTSとかALICEとか言ってるけど、何のこと?」

珠美は首を傾げる。

「今更?」

「ホンマ鈍いなぁ、あやっぺは」

湊汰と良次が呆れる。

「ALICEっていうのは、学園で恋に傷ついた女の子のことだよっ」

マミみたいに、と都槻が珠美の頭を撫でる。

「んで、ALICEを助けるのがオレらNIGHTS」

「女の子泣かせるなんて許せへんしなぁ〜」

明良の言葉に良次も重ねる。

「私達、マミちゃんを助けたいんだぁ」

「だから、マミが闘うって言うなら、あたし達も力貸すよっ!!」

「闘う気がないなら、僕達は動くことが出来ない」

千晴子、都槻、湊汰も珠美に問い掛ける。

闘う気があるのか、泣き寝入りしてしまうのか。

私、私は・・・。

「1人だと多分問い詰めることも出来ない・・・。だから力を貸してください!!」

「よしっ!!決まりだな!!」

頭を下げる珠美の頭をぽんっと叩き、明良は皆に呼びかけた。

「いいな!?ALICE嬢は闘う決心をした。オレらNIGHTSも全力でサポートするぞ!!」

「ぶっ潰してやるんだから!!」

「当たり前や!!」

「がんばろうねぇ〜マミちゃん!!」

「わかってる」

NIGHTSは明良の言葉に力いっぱい頷いた。

1人軽く流した奴もいたが。

「ありがとう!!!」

珠美はぴょこんっともう1度頭を下げた。

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