《MUMEI》

「ミオ姉、あのさ‥」

「はい‥?」

「やじゃなかったら兄貴起きるまで──待ってあげてくれる?」

「ぁ、やならすぐ叩き起こすけど。意外と狼なんだよね──兄貴って」

「ぇ"」

「──昨日なんか、寝ぼけて‥あたしをミオ姉と思って抱いてきたし」

「!?」

「まぁ、頭ぶん殴って起こしたけど」

「ぇえッ!?」

そ‥それは林檎君‥痛そうです‥。

「どうする? 起こす?」

「ぃ、いえ‥」

「ほんとに? 無理しなくていいからね?」

「ハイ、大丈夫です♪」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫