《MUMEI》

「ん〜、ミオ姉料理上手だね♪」

「ぇ、えっと‥」

「たまたまだろ」

「こら兄貴っ」

「うっせーな‥」

「テーブルに肘突くなっ。行儀悪いんだから──‥」

「妹に言われたかねぇ」

「ふんっ、兄貴がちゃんとしてないから悪いんだからね」

「テメー‥いつからデカい口叩くよーになりやがったんだ‥?」

「妹だから口出すなみたいな事言わないでよ」

「言ってねーだろ」

「でもそう思ってんでしょ?」

「‥‥‥‥‥‥‥」

急に無言になって、

林檎君はまた食事を再開しました。

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