《MUMEI》 ゚・:*:.。*。.:*:・゚*゚・:*:.。*。.: 9年前… ある冬の夜… 『嫌アアアァ!!!』 悲鳴とともに粗末な寝台がギシギシと音をたてる… 黴臭い刑務所の独房で、覚醒剤のフラッシュバック症状に、のたうちまわる加奈子がいた。 身体中を虫が這い回るような幻覚に襲われ、振り払おうにも拘束具で両手足を固められて、動くこともままならない。 革のベルトが暴れる加奈子の細い腕に食い込み、痛々しい痣となって刻まれていった…。 前へ |次へ |
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