《MUMEI》

赤高対秀皇大附属高校。


30分という練習試合ならではの短い時間の試合だが、


秀皇大学の附属高校である秀皇大附属高校の試合ということもあって、


秀皇大学の生徒たちの注目が集まる。




















「あ〜、
あの人見たことある。」


「だってあたしたちずっと秀皇じゃん。」


「ん、
まぁそうだけどさぁ〜。」

「てか相手のチーム試合してた?」


「さぁ…?
外でやってたんじゃないかな?」


「あぁ〜、
そういえば外でもやってたね。」


「どっちが勝つかな?」


「そりゃやっぱり秀皇じゃない?


秀皇は大学も高校もハンドに力入れてるからね。


ハンドのことは知らないけど…


秀皇がハンド強いのはよく知ってるから。」


「…ま、


そうだね。


てか相手って高校生だよね?」


「さぁ?
どこだろうね?」


「…赤高だよ。」


「…?
美紀知ってんの?」


「うん。」


「あっ!!


そっか!!


美紀赤高だ!!」


「え!?
そうだっけ!?」


「そうだよ。
あたしの2個下の子のチーム。」


「そうなんだ〜。
でも赤高ってそんなハンド有名じゃないよね?」


「…そんなことないもん。」


「え?
なに?」


「なんでもない…。」

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