《MUMEI》 先生の手紙「──よし、今日こそこの詩集返しに──、ってぅわあッ!?」 「どうした? わざわざ教務室に来るなんて珍しいなぁ」 「ぁ‥っと、これ、ありがとーございま‥」 「ん? ぁー、返しに来てくれたのかぁ」 「ず、ずっと‥借りっ放しだったから‥その‥」 「ありがとな」 「は、はいっ!?」 ていうか何で手‥ 頭に乗っけてくるんですか‥。 「ぁ、そういえば今日──日直お前だったよな」 「うん」 「高谷が風邪で休みみたいなんだけど、お前独りで大丈夫か?」 「ぁ‥当たり前じゃん、独りで楽勝だって」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |