《MUMEI》 「ぁ、胡桃ちゃん♪」 「あら、似合うじゃない──クルミ色だし」 「うん、未桜ちゃんが選んでくれただけの事はあるなぁ」 「クルミにワンピースって‥」 「うるさいなぁ‥」 兄貴はすぐそういう事いうんだから‥。 「胡桃ちゃん、ピッタリじゃないですか♪」 「ぁ‥ありがとね、ミオ姉」 「どう致しましてです♪」 ミオ姉は、今までにない位ニッコリした。 「さてっ、林檎君達からもプレゼントがあるんですよ♪」 ミオ姉が言い終わらない内に、あたしに箱が押しつけられた。 それを押しつけたのは、兄貴だった。 前へ |次へ |
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