《MUMEI》 「ほらっ、鏡見てみて下さい♪」 「───────」 ストレートに近かったあたしの髪は、フワフワした軟らかい印象に変わってた。 「ゎぁ‥」 「とっても可愛いですよ、胡桃ちゃん♪」 「ほんとっ?」 「ほんとです♪ ねっ、林檎君?」 「‥寝癖じゃねーよな、それ」 「なッ‥」 何でそう言うかなぁ‥。 「ミオ姉がやってくれたんだよ!?」 「何でテメーは未桜の肩ばっか持つんだ」 「だってミオ姉優しいし、明るいし──」 「単に脳天気バカなだけだろ、‥いって‥!」 「バカは兄貴だ」 前へ |次へ |
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