《MUMEI》

ウサギの

 憎みのこもった

声…

態度…

表情…


私達がいったい何をしたって、言うの?

疑問だけが頭に残る。


『言い忘れたが、おまえらには期限を設けた。』


いつの間にか、画面には先程のウサギが写っていた。


『このまま、埒があかないまま餓死されても困るからな。』


ウサギはニタニタと笑った。

私はウサギのぬいぐるみが嫌いになりそうになった。

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