《MUMEI》 「甘酒で──ですか?」 「そう」 苦笑しながら言って、文芽さんはミオ姉を見た。 「実は私もなのよね」 「ぇ?」 文芽さんも‥? 「遺伝かしらね〜」 「ぁ──‥ごめんなさい、知らなくて──‥」 「胡桃ちゃんが謝る事ないわよ♪」 「ぇ」 何か──ミオ姉に似てる。 「胡桃ちゃん?」 「ぁ、ごめんなさい。──ぁ、そだ‥このワンピース、今日ミオ姉からもらったんです♪」 「あらぁ、可愛い♪」 文芽さんはニッコリして、 「凄く似合ってるじゃない♪」 そう言ってくれた。 前へ |次へ |
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