《MUMEI》

「そ、そりゃビックリしますよ‥」

いきなり声かけられたりしたら‥。

「で、な‥何の用?」

「──いや、何か大変そうだなぁと思ってさ。やっぱもう1人誰か──」

「ぃ‥いいですっ、あたし1人で出来ますからっ」

慌てて言ったら、

先生は首を傾げた。

「本当に大丈夫か?」

「大丈夫だってば」

「にしては疲れ切ってないか‥?」

「!!」

す‥

鋭い‥。

「図星、だな」

笑って、

先生は今度はあたしの後ろに来た。

「へぇ、後はコメント欄だけかぁ」

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