《MUMEI》
林檎君は、何が欲しいですか?
胡桃ちゃんの誕生日パーティーから3日。

「──オマエ、もう大丈夫なのか」

「ハイ、大丈夫です♪」

あの夜、私はシャンメリーを飲んで目を回していたらしくて‥林檎君と胡桃ちゃんが家まで送り届けてくれたんだそうです。

なのに私、全然覚えてないんですよね──。

「ぁ!」

「!? ンだよでけー声出しやがって‥」

「林檎君はっ」

「は‥?」

「林檎君は、何が欲しいですか?」

「な、オレ‥?」

「ハイっ。だって次は林檎君のお誕生日じゃないですか♪」

「別に何もいらねーよ」

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