《MUMEI》

授業が始まって、15分。

「未桜、オイ寝んな」

「〜〜〜‥、ふぉッ!?」

「!!?」

「たッ‥大変です林檎君っ、宇宙人が襲来‥、!!」

「‥寝ぼけてんじゃねーよ」

「だってほんとに宇宙人‥」

というかぶたなくても‥。

「教科書捲れよ」

「ハ、ハイすいませんっ」

私──寝ちゃってたんですね‥。

「ふぁ〜‥」

「だから寝んなっつの」

「寝てませんよ〜‥──」

「‥オイ」

「? ──!?」

ホラー小説の表紙が、目の前。

「きゃああッ!?」

「また見たかったらねてもいーけど」

「ぃ‥ぃぇ、けけっ、結構です‥」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫