《MUMEI》
此処はどこ?
『あっれぇ〜』

オイラは周りを見回して驚いた。

さっきまでの景色と違って〜色とりどりの草花が咲き乱れ、綺麗な蝶々が飛んでいる。

『ふわ〜なんだぁ?ここは…』

もしかしたら…あの世ってヤツか?

オイラ…死んじまったのか?

そんな事を考えてたら…不意に後ろ襟を掴まれて猫みてぇに持ち上げられた。

『ウヒャー!!』

ジタバタと手足を動かしたが無駄だった。


『な…なんだ!オメェ〜?』

オイラは後ろ襟を掴んでる〜目の前の変なヤツに声を掛けた。


…空色の髪の毛に金色の眼〜2mはありそうな背丈、頑丈そうな体…そして美しい顔をしている男


ジロリ…
金色の眼がオイラを見た。


『人間が何の用だ?』
低い声で呟いた。

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