《MUMEI》
青鬼
『オイラの質問に答えろよ!ここは〜あの世なのか?』


『ククッ…あの世だと?馬鹿か、ボウズ!』


『なんだ…違うのか?』

オイラはガックリした。

じゃあ…やっぱり隠れ山を探して青鬼を探さなきゃな…願いは叶わない…


『下ろせよ…オイラは隠れ山の青鬼を探してるんだ!』


『ほう?青鬼を…』

男はニヤニヤ笑いながら面白そうに耕作を眺める。


『なあ〜ボウズ?その青鬼の特徴は知っておるのか?』


『馬鹿にすんな!知ってらぁ〜青い髪の毛で金の瞳…身の丈2m…って…あれ?』


耕作は〜マジマジと男を眺めた。


『あーーっ!お前…まさか…』


『やれやれ、やっと気付いたか?そうだ!ワシが青鬼じゃ!ここが隠れ山じゃ…。

さてボウズ〜ワシに何の用じゃ?喰われに来たのか?』

ニタリと笑って耕作を見た。

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