《MUMEI》 【やっぱり俺、向いてないんじゃないか、って‥。】 「ぇ‥?」 向いてない‥? 何で? ‥何でそう思うの? 何回も、 心の中で呟きながら‥ 文字を目で追っていく。 【もしかしたら、何とかなるかも、とか思ったりしたんだけどな。 でもまだ俺は半人前で、お前や他の生徒達にちゃんと教えてやれない。 だから‥一度教壇を降りようと思う。 でも、お前が卒業するまでには戻るから。 その時はまた、一緒に弁当食べたりしような。 春日井】 「‥何‥それ‥」 意味分かんないよ‥。 「‥?」 追伸、 そう書かれた文字の下には、 もう2〜3行メッセージが綴られてた。 【ずっと‥伝えたかった事がある。】 「伝えたかった‥事‥?」 【大好きだ。 チョコレートシロップより、ずっと。】 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |