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《MUMEI》 「お前──わざわざそれ言いに‥」 「何でもっと早く‥あたしに相談してくれなかったの‥？」 「───────」 「知らなかったんだよ、あたし‥先生が悩んでるなんて、全然‥」 ほんとに、 知らなかった。 でも、 ほんとは先生の変化に気付いてあげられたのかも知れない。 あたしは、 自分の事しか見えてなくて‥ 先生の事、 何一つ‥。 「ごめん、先生‥」 あたし、 バカだ。 よく考えれば‥ 先生があたしを思ってくれてる事位‥ 分かったはずじゃん。 なのに、 勝手にキレたり‥。 何やってんだろ、 あたし‥。 前へ |次へ |
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