《MUMEI》

さてっ、そろそろ行きますか♪

「カバンも持ったし、後は──」

後は‥。

「ぅぁっ、もうこんな時間‥っ」

急がなきゃです〜っ!!

カバンを肩にかける暇もなく、大慌てで階段を駆け降りたら。

「ふぉッ!?」

ぁ‥危なかったです‥。

踏み外す所でした‥。

「おお、もう行くのか? 未桜」

「うんっ、私ほら、走るの遅いから♪」

「気を付けてね〜?」

奥から、お母さんがそう言ったので、

「うんっ、分かった〜♪」

リビングに向かって答えてから──玄関に向かいました。

「それじゃ、行って来ます♪」

「「行ってらっしゃい!」」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫