《MUMEI》

「だ‥大丈夫ミオ姉!?」

「はい、お水──」

「‥‥‥‥、はぁっ、はぁ‥」

喉に‥詰まるかと思いました‥。

「いきなり突っ込むのやめて下さいよ‥」

「オマエが悪ぃんだろーが」

「〜〜〜〜〜っ‥」

確かにそうです‥そうですけど‥っ。

「ぁ?」

「ぃ、ぃぃぃいえっ!!」

「‥変なヤツ」

「変なヤツって何ですかーっ」

「だって変だろ」

「むぁーっ!!」

「ミオ姉、落ち着きなって。あんなバカ兄貴の言う事、気にする事ないんだからさ」

「は? 誰がバカ兄貴だ」

「アンタに決まってんじゃん」

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