《MUMEI》

林檎君は、袋を開けて中に手を突っ込むと‥

「‥?」

不思議そうに、それを取り出して見つめました。

「何だこれ‥。宇宙人か‥?」

「ヒ‥ヒツジですっ」

「ヒツジ‥?」

どこがだ?


林檎君は、そう言いたげな顔をしました。

「オマエ、作ったのか」

「ハイっ、ゎ‥私が作りました‥っ」

何て返事が返って来るのかが気になって気になって‥心臓がはち切れそうです‥。

「へぇ、よくやんなぁ」

「ぇ‥?」

「ま、枕代わりにでもすっか」

「ま‥枕‥!?」

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