《MUMEI》
出迎え
別荘に戻った俺達


「「おかえり!!」」


(うわ!)


出迎えた、二人に驚いたのは、俺だけだった。


どうやら、毎年


この二人


厳と頼の両親


徹さんとケイトさんは、二日目からの参加らしい。


「志穂の子供の誕生日会だからね」

「志穂、トクベツ」


そう言って、志穂さんだけにハグをした二人を


「そこまで」


秀さんが、引き離した。


「私達の時は来ないのに」

「な〜」

「…親を恨め」


ボソリと言う徹さんからは、何やら黒いオーラが出ていた。


それを見て、苦笑したのは


大さんと、貴子さんだった。


「今は、感謝よね。はい、プレゼント」


ケイトさんが、二人にプレゼントを渡した事で、その場はおさまった。


「「ところでどこに泊まるの?」」


(それもそうだな)


厳と頼の部屋は二人部屋で、その両親まで寝れるほど広くは無かった。


「どうしましょう? 果穂さん」

「ん〜、そうねぇ…」


果穂さんは、珍しく悩んでいた。


「とりあえず、寝る時までに決めるから、荷物は厳と頼の部屋に入れておきなさい」


即答しない果穂さんを見るのも、かなり珍しかった。

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