《MUMEI》
涙の中学卒業
2004年二月。同じ盲学校の高等部を受け、無事合格しました。熱がありながらもみんなと一緒に受けて良かった。
そして、あれよあれよと言う間に卒業の日になってしまいました。
当日はいろいろな思いが交錯し、涙涙の式となりました。
最後の学年で私を見てくださった家庭科のm先生には今でも感謝の気持ちでいっぱいです。
私が話すことにおびえていた時、かつを入れてくださったり、忙しい中家までの歩行を指導してくださいました。
生活面のアドバイスもしてくださったおかげで、今それらがすごく役立っています。
その後「いい日旅立ち」をbgmに読んだ父の寄せ書きにはさらに号泣してしまいました。
卒業文集に保護者の言葉という項目があり、書いてくれたのです。
転校して良かった、と素直に言えた瞬間でした。
こうして私の中学生活は幕を閉じました。

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