《MUMEI》

「ねぇねぇ、どこか行きましょうよ〜ねぇってばぁ」

「う・る・せぇっつってんだろバカ」

「せっかくのクリスマスイブを楽しまない手はないじゃないですかぁ」

「燥ぎてーだけだろ」

「〜〜〜〜〜〜‥」

未桜はむくれて、

「林檎君のイジワル‥」

ボソッと、でもハッキリ聞こえるように‥そう呟いた。

「はぁ‥、分かったよどっか連れてきゃいーんだろっ」

「わぁ、どこ連れてってくれるんですか? どこ連れてってくれるんですか?」

「当日になったら分かるからそれまで待ってろ」

「ぇぇ〜〜〜!?」

「うるせーっ、連れてってやんねーぞ!?」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫