《MUMEI》 「それで──どうするの?」 「ぇ、どうするって?」 「詠子さんの家、お邪魔するかどうか──」 「ぁぁ、せっかくだから休みの日にでも──」 「──ぁ、カスガイ先生、校長がお呼びですよ?」 「ぇ‥校長先生が‥ですか‥?」 「はい」 「ゎ‥分かりました、ありがとうございます──」 「先生、もしかして昨日の事‥」 耳打ちしたら、 先生はただ笑ってあたしの頭に手を置いた。 「悪い、先に昼食べててくれるか? 用が済み次第すぐに行くから」 「‥うん‥」 何か、 心配で仕方ない。 先生が、 辞めさせられちゃうんじゃないか、 って‥。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |