《MUMEI》 「あれ──‥?」 「やっぱ迷っただろ」 「違いますってば、ちょっと道を間違えただけ‥」 「そーゆーのを迷った、っつーんだよ」 「〜〜〜〜〜〜‥」 ガックリうなだれて、未桜は立ち止まる。 「ぅぅ‥」 「ぁ〜も〜‥」 ツリーみてーな派手なもんだったら‥ロビーとかそーゆーとこにあるもんなんじゃねーのか‥? 「オイ、行くぞ」 「ぇ、ば‥場所分かんないんですよ‥?」 「適当に当たってくしかねーだろ、こーなったら」 「ぇぇぇ‥」 未桜はドン引きしてやがる。 オレは無視して、ソイツの腕を引っ張った。 前へ |次へ |
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