《MUMEI》

「‥‥‥‥‥‥‥」

メール、送ってみたけど‥。

15回位送ってみたけど‥。

全っ然、返事がこねぇ。

‥何か‥心配になってきた。

さらわれたりして‥ないよな‥?

アイツ、どーしよーもねぇバカだけど‥でも‥。

「〜〜〜〜〜ッ‥」

ひとまずツリーの場所捜すか‥。

この駅のどっかにいるって事は確かなんだしな。

お袋が、よく言ってた。

急がば回れ、って。

焦ってもしょーがねーし‥ちょっとぶらついてみっかな──。

「‥ん」

あれって‥。

赤い服、三角帽子、でっけー袋‥。

「サンタ‥?」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫