《MUMEI》 取りあえず、まだちょっとムシャクシャしたまま‥メニューを広げてみる。 「林檎君、あの〜」 「ぁ‥?」 「デザート頼んでもいいですか‥?」 「デザート‥?」 「ハイ、このパフェ──」 「随分とでけーなオイ‥」 「林檎君も半分食べませんか?」 「は?」 何でだよ。 「自分で全部食えるもんにしろ」 「ぇぇ〜?」 「〜〜〜‥分かった好きにしろ」 「ありがとございますっ♪」 ニッコリ、さも嬉しそうに笑う。 そんな笑顔に、騙されまいと思ってても、つい負けちまう。 前へ |次へ |
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