《MUMEI》

「オマエはどーなんだよ、オマエは」

「私は信じてますよ、サンタさん♪」

「な‥」

マジでか‥?

オマエ今16だろ‥?

「どうかしましたか?」

「‥‥‥‥‥‥‥」

まさか、マジで信じてやがるなんて、思わなかったし‥。

「林檎君はどうですか?」

「ぇ」

「林檎君は信じてますか?」

「バーカ」

「!?」

「いる訳ねーだろ、サンタなんか」

「そ‥そんな事ないです、いますよっ」

何でか、身を乗り出してくる未桜。

「いますよ、林檎君だってサンタさんからプレゼントもらったじゃないですか」

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